みんな洗車ってしてます?
洗車って車を維持する中でもトップクラスに面倒な作業だと思うんですよね。夏は暑いし冬は寒いし。
けど、車って何年も乗っていると細かな蓄積汚れが徐々に車全体を蝕んでいきます。
ボディの艶はなくなり、ガラスは曇り、全体的にみすぼらしい見た目になってしまうもの。
普通はそれくらいで買い換えるのですが、気に入っている車に乗っていれば「なんとしてでも新車の状態に近づけたい」と思いますよね。
そこで今回は、15年の汚れをスッキリ落とすため、車を徹底的に分解して清掃。素人ができる範囲で、どこまできれいになったのかを紹介していきます。
ちなみに内装に関しては専門の業者にガッツリやってもらいました。その様子はこの記事で詳しく紹介しています。
まずは現状の把握
僕の車は2004年式、いすゞのアクシオムというもの。新車で購入したオーナーさんが15年所有し続け、2019年に譲っていただきました。
日常的な洗車程度はしていたということで、状態としては悪くありません。

でも、全体的にボディの艶が失われて、どんよりした雰囲気なのがわかるでしょうか?
ヘッドライトが黄ばんでしまっているというのもありますが、新車と比べてしまうと「中古車感」というのは出てしまっています。

映り込む僕の足が、なんとなくどんよりしているのがわかるでしょうか?これは長年の汚れや洗車キズなどが蓄積して、透明度を下げてしまっている状態です。

遠目で車を見ると、映り込みが少ないのがわかります。プレスラインが特徴的な車なので、きれいに洗車してあげることでよりシャープになるはず。
そこで今回は、こんなメニューで洗車を敢行していきたいと思います。
- ボディ細部の鉄粉を落とす
- ボディ全体をコンパウンドで磨く
- 外せる部品を外して内部を清掃する
- ドア裏など細かい汚れも徹底的に落とす
- 細かい部品を再塗装する
- ガラスを磨く
コンセプトは、「素人にできる限界を目指す」です。プロがやったらそれがはすごいから、素人の洗車でどこまでいけるかを実証していきます。
ステップ0.5として、まずは車を軽くシャンプー洗いしましょう。全てはここから!
ステップ1.ボディ細部の鉄粉を落とす
車のボディには、鉄粉と呼ばれる細かな鉄の粉が付着しています。空気中には様々な金属のカスが浮遊していて、そうした粉がボディに刺さってしまうのです。
車を素手で撫でるとザラザラしているのが鉄粉です。
こうした鉄粉がボディに蓄積すると、車の艶が失われてしまうのです。でもこの鉄粉、普通の洗車で落とせないというちょっと厄介な存在です。
これは粘土でボディを流水洗いしてあげると落とすことが可能。けど、15年ものの鉄粉はそんなレベルではありませんでした。
ほならね、粘土よりすごいやつで落としてやったらいいんですよってことで、Twitterで話題になっていたこいつを投入。

PITWORKの強力鉄粉除去クリーナー。日産の部品だそうで、業務用という扱いですがネットで買えます。
こいつの何がすごいって、一般的な鉄粉除去剤よりもはるかに強力という点です。
日産から出ている強力鉄粉除去クリーナー
強力すぎてやばい。 pic.twitter.com/BMjxIGGbOL
— しょうえい@SRT ceepo (@ferrariyamasan) November 7, 2019
この強力さがTwitterで話題になっていたので、粘土で落ちないなら業務用に頼ろうと思って購入した次第。
早速鉄粉の付着がいちばんひどい、タイヤハウスの内側にクリーナーを吹きかけてみました。

クリーナーが鉄粉に反応すると紫色になるのですが、もう赤ワインかってくらい激しく反応しています。
茶色い鉄粉がみるみる紫になっていき、ボタボタと紫の液体が垂れていきます。
5分くらい放置したら温泉街みたいな匂いがしてくるので、水で洗い流します。

この赤ワインとも言える紫の液体を、水で洗い流していきます。あまりに鉄粉の固着がひどい場合、これを何度も繰り返すことになります。
僕の車は鉄粉の固着が激しく、合計で10回は同じ作業を繰り返したと思います。
タイヤハウス4箇所以外にも、ボディの隙間にも吹きかけましょう。

鉄粉というのはボディの細部に蓄積されます。
ボディ全体にクリーナーを吹き付けるのはもちろんですが、画像の赤枠で囲った部分は特に重点的に鉄粉除去を行いましょう。
紫色のドロドロの液体がどんどん出てきます。鉄粉除去クリーナーを吹きかけては洗い流す作業を繰り返し、ボディがツルツルになったらこの工程は終了。

車を拭き上げて、次のステップに移ります。
ステップ2.ボディ全体をコンパウンドで磨く
ここから地獄の作業が待っています。ボディは鉄粉がキレイに除去されて、ツルツルの状態です。
しかし艶が復活するわけではなく、ボディはくすんだまま。

照明を当てるとわかりやすいのですが、ボディは細かな磨きキズで反射を失い、照明がぼやけて写り込んでいます。

ここで突然わかりやすいイラストの登場です。これは車の断面図なのですが、車はボディカラーの上にクリア塗装がしてあります。
このクリア塗装が洗車などで傷つき、光を反射しなくなってしまっているのです。
つまり、このクリア塗装の凸凹を研磨してならしてあげれば、再び光沢のあるボディが戻ってくるのです。

なんとわかりやすいことでしょう。つまりこういうことなのです。
クリア塗装はそんなに薄くないので、素人が表面を軽く磨いた程度では元の塗装は出てきません。
最近では家庭用の電動ポリッシャーが売られているので、これにコンパウンドを付けてひたすら磨いていきます。

僕が使っている電動ポリッシャーはこれ。家庭用の電源で動くし、そんなに勢いがあるわけでもないので素人でも十分扱えます。
ちなみにこれ、風呂場の鏡とかも磨けるから大掃除の手間が省けてオススメです。
ワックスをかけるものとなっていますが、コンパウンドを付ければ研磨も可能。
五千円程度で買える、非常に有能なアイテムなのです。あとは液体コンパウンドを用意しましょう。

在庫あり【全国送料無料】ホルツ 液体コンパウンド・ミニセット MH956
車一台磨くだけなら、ミニセットがあれば十分でしょう。洗車キズがひどいという人は、細目のコンパウンドは別売りでもう一本買っておくといいかもしれません。
僕は細目のコンパウンドだけ追加でもう一本購入しました。
あとは大量のウエス!コンパウンドは粉が沢山出るので、それを拭き取りながら磨いていきます。
ウエスで定期的に粉を拭き取らないと、磨きの効果が半減するので注意です。これだけ揃えたらあとはひたすら磨くのみ!僕はこの動画を参考にしました。
終わったから言えることですが、そんなに気を使う必要はありません!適当にコンパウンドを付けて、ひたすらブイーンってやっていくだけ。

手がブルブルして痛くなるので、それどころじゃなくなります。
1回目の磨き(細目のコンパウンド)

動画を参考に磨いていきますが、磨く範囲は狭めに設定しましょう。ボンネットだけでも3つくらいに分けると丁度いいです。
液体コンパウンドは乾くと粉になるので、広範囲を磨くとどんどん液体が乾いてしまいます。地道ではありますが、狭い範囲を少しずつ仕上げていくのが理想です。

- 細目のコンパウンドでガッツリ磨く
- 極細で磨いて細かいキズを消す
- 超極細で鏡面仕上げにする
これがすごい地味な作業で、とにかく手が痛い。電動ポリッシャーがブルブルするのでそれにひたすら耐えながら磨いていきます。

照明と車の位置は同じで撮ったビフォーアフターの写真ですが、違いがわかるでしょうか。
なんとなく全体がくすんでいましたがきれいになりました。照明の映り込みがぼやけていたのが、多少ハッキリしたという感じです。
こんな感じで「左側面、右側面、ルーフ、トランク」とパーツごとに磨いていきます。

これが前席ドアだけ磨いた状態ですが、違いがわかりますか?
後ろのドアはまだ磨いていないので映り込みがぼんやりしていますが、前のドアはハッキリしていますね。

これで、細目のコンパウンドで磨く一回目が終わりました。ここで、塗装のクリア層にある深いキズが削り取られた状態です。
素人のポリッシャーでは削り取れない深い傷は残ったままなので、これは業務用のポリッシャーが必要なレベルということ。
今回は素直に諦め、2回目の鏡面仕上げ用のコンパウンドで磨いていくことにします。
2回目の磨き(極細のコンパウンド)
細目のコンパウンドで大きなキズを消したあとは、より細かい粒子のコンパウンドでボディを磨きます。

手順は一緒で、電動ポリッシャーにコンパウンドを付けてひたすらウィーンってやるだけです(なので写真は省略しますね)。

もはやあまり違いはわかりません。粒子が荒いコンパウンドで磨いたほうが磨き傷が多いため、それが2回目の磨きで若干減ったかなという程度。
ボディ全体の艶が増したという感じでしょうか。このまま、3回目の磨きを行います。
3回目の磨き(超極細のコンパウンド)
正直3回目の磨きは不要という人もいるので、やるかやらないかは個人の感覚で良さそうです。
僕は「どうせならやっておくか」という感じで、超極細のコンパウンドで磨きをしました。

超極細のコンパウンドということで、今回は電動ポリッシャーに付けるバフと呼ばれる布を、フワフワのものに変えました。
これで優しく磨くことで効果がある(と信じたい)。

今回はAmazonで3枚組400円程度で売っていたものを使用しました。
磨きの工程は先ほどと変わりませんが、ここまで来るとボディはほぼピカピカなので、ササッと仕上げをしていく感じです。

3回も磨くと見事に鏡面仕上げとなり、僕がしっかり映っています。
これくらいになると最初との違いは歴然で、磨いた甲斐を実感できるでしょう。ザラザラだったボディの表面はサラサラになり、手を滑らすと全く引っかかりがありません。
遠目に見たらボディ全体が鏡のようになっていて、周囲のものを反射しているのがわかります。

けど、素人の磨きではクリアの深い層についたキズまでは消すことができません。かなり近づくと、うっすらキズが残っているのがわかります。

これは業者が持っている本格的なポリッシャーで磨かないと取れないでしょう。
ボディにコンパウンドが残って取れない
そしてボディ磨きの総集編、残ってしまったコンパウンドの処理です。
この写真を見るとわかるように、ボディにはうっすらと白くコンパウンドが残っています。
もう一度ポリッシャーで磨いて取れれば、それは「磨き残し 」です。磨きが足りなかったので、ボディにコンパウンドが残ってしまうのです。
けど、それでも取れなかった場合は「焼き付き」が疑われます。
焼き付きとは、ポリッシャーで摩擦が生じて熱を持ったボディの鉄板にコンパウンドが焼き付いてしまうというもの。ボディ全体を見ると、結構残っているものです。

焼き付いた箇所は光を当てればすぐ見つかるので、マスキングテープで印を付けていきましょう。
対策としては、ウエスにコンパウンドを少量付けて磨いてあげるだけ。すぐに乾拭きをすれば、焼き付いたコンパウンドはスルッと落ちてくれます。
ここまでやってあげると、ボディはかなりの輝きを放っています。満足感でしばらくうっとりしてから次の作業に移ります。

かなりキレイになったんではないでしょうか!!
ステップ3.外せる部品を外して内部を清掃する
正直、ボディ磨きだけでかなりしんどいのでやめたい気持ちはありますが、本気の洗車はこんなことでは終わりません。
車というのは砂埃の中を走行するため、部品の内部には砂埃が溜まっているのです。外せる部品を外して内部を清掃することで、ボディと部品の境界線がはっきりして、全体が引き締まります。

まず外したのがBピラー。前後席の間にある柱の化粧カバーですね。
これはピアノブラック塗装が施してありましたが、長年の洗車キズでボロボロに、後述の章で再塗装をしています。

外装のプラスチック部品は、大体がクリップと両面テープで固定されています。
両面テープは市販のシールはがしを適量塗って、ドライヤーで熱風を当ててから剥がしていきます。
熱風を当てながらだとやけどしちゃうので、両面テープを熱々にしては少し剥がすという作業を繰り返していきましょう。
エーモン工業 [1691] 両面テープはがし剤【ポイント10倍】
あとは、パーツクリーナーなどで砂埃をキレイにしましょう。

こちらはワイパーの土台の部分、カウルグリルと呼ばれる部品です。
ここも外すと砂埃がいっぱい。水洗いしてキレイにしましょう。

キレイになりました。けど、赤丸の部分が気になるので、これは後で磨いていきます。
こんな感じで、取り外せる部品は極力取り外して洗っていきます。ワイパーブレードやカウルグリルなどは、後ほどつや消しブラックでキレイに塗っていきます。

黒いパーツが黒々するだけで、車の印象はかなり変わってくるはず。
ステップ4.ドア裏など細かい汚れも徹底的に落とす
細かいパーツを外して洗うのと平行して、ドア裏など普段洗車しないような箇所を徹底的にキレイにしていきます。
ドアの裏側やトランクの開口部など、意外と普段は洗いません。そこに砂埃が溜まって黒くなることで、ボディ全体がくすんで見えてしまうのです。

トランクなどは、内装のパーツやゴムのモールも外して洗っていきます。
内側までキレイにすることはないので、中古車は特に汚れています。洗車用シャンプーを使って、内装に水が入らないよう注意して洗っていきます。

車にはかなり多くの隙間があって、ミラーの付け根もその一つです。こういう箇所に汚れがたまると車のラインがキレイに出ません。
そこで歯ブラシにコンパウンドを付けて、ゴシゴシしていきます。
黒とか濃い色の車は磨き傷がつくから注意しましょう。

キレイになりましたね。こういう箇所を見つけると楽しくなってくるので、歯ブラシを片手に車を舐め回すように観察していきましょう。

泥除けにもこんなに汚れが付いているのがわかります。ここもコンパウンドを付けた歯ブラシを使ってゴシゴシしていきましょう。

こんなにキレイになります。パッと見はわからないかもしれませんが、こういうのってチリツモです。
いろんな箇所をキレイにしていくと、引きで車を見るとすごくキレイになったことがわかります。

最近の車はバンパーとボディの境目が狭くなっています。こうしたところにも汚れが溜まるので、磨いていきましょう。
ボディにうっすらこすり傷が付いていますが、こういうのは消えません。

ここ地味に大事なところですが、僕の車にはサイドにモールが付いています。
この周りに汚れが溜まっているので、ここもキレイに歯ブラシで磨いていきます。
写真の左が磨き前ですが、モールの周りが黒くなっているのがわかるでしょうか?写真の右は磨き後なので、この黒い汚れが一掃されているのがわかります。

画像は先ほどの使いまわしですが、モールの周辺を磨いたことで、ボディのコントラストがはっきりしたのがわかるでしょうか?
モールがぼやけず、本来のアクセントとしての役目を果たしています。
非常に細かいことですが、新車と中古車の差はこういうところです。新車に近づけたいのであれば、細部の汚れこそ落としていくべきでしょう。

サラッと紹介しましたが、こういう汚れは結構たくさんあります。
ステップ5.細かい部品を再塗装する
先ほど外したパーツを覚えているでしょうか。

ワイパーブレード、カウルグリル、Bピラーの化粧カバー、こうしたものは経年劣化でどんどん白くなっていきます。
これらの部品をキレイにしてあげるだけで車がグッと締まって見えるので、再塗装をしていきます。
ちなみに、国産車でこれらのパーツが単体で買える場合は、新品を注文しちゃった方が早いし安いです。
僕の車は並行輸入車なので当然パーツが出るわけもなく、現物をキレイに塗装していくしかありませんでした。
カウルグリルとワイパーブレードはつや消しブラックを吹いてしまえばすぐにキレイになりますが、Bピラーの化粧カバーはピアノブラック塗装です。
素人が手出しすると間違いなく失敗するので、今回は近所の板金屋で塗ってもらいました。
いきなりチートですが、左右セットで2万円でした。塗料を買ったりする手間を考えたら悪くありません。
つや消しブラック塗装は市販の缶スプレーですぐに終わるので、アルミを塗装したときの記事を参考にしてください。
https://www.foooyan.com/entry/aluminumwheel-tosou


カウルグリルとワイパーブレードはこんなに汚れていたのですが、再塗装をして組み付けたらこんなにキレイになりました。

黒がハッキリしました。そして細かいところですが、フロントガラス下部には長年蓄積した水垢がこびりついているので、これもキイロビンなどで磨いて落としましょう。

キイロビンは研磨剤なので、窓ガラスの小キズを消すことが可能。つまり、研磨し続ければこの頑固な水垢汚れも落ちるのです。
僕の車はあまりに水垢の蓄積した層が厚かったので、そこだけ2000番の耐水ペーパーで削って、その後キイロビンを使ってキズを消しました。
ガラスが傷つく可能性が高いので一般の人にはオススメしません。
一見手荒い方法ですが、耐水ペーパーとキイロビンの組み合わせが一番水垢が落ちました。けど、よーく見るとうっすらキズが残っているので、本当にオススメできません。

見事に水垢汚れが落ちました。キズになった部分にはカウルグリルがつくので、結果として全く目立たない状態になりました。
結果オーライということですね。そしてグリルとワイパーもつや消しブラックで塗装したのでキレイになりました。

板金業者に出していたBピラーも見事なピアノブラックになって戻ってきました。ピアノブラック塗装は素人には難しすぎるので、業者に頼んで正解でした。
これなら耐久性にも問題ないでしょう。
これで外装部品の再塗装は完了、ここでも少し触れましたが、最後は窓ガラスを磨いて完了です。
ステップ6.ガラスを磨く
洗車もいよいよ大詰め…書いている僕もそろそろ飽きてきました。最後は窓ガラスを磨いて仕上げます。

窓ガラスはご覧の通り、水垢で少し曇っています。これも先ほど紹介したキイロビンを使い研磨していきます。
電動ポリッシャーにキイロビンを付けて、ブンブン磨いていきます。これを全ての窓でやっていくのですが、写真を撮り忘れたのでわかりやすい動画を紹介しておきますね。
これ自分の手でやると本当疲れるので、電動ポリッシャーを使うのがオススメです。ガラスが傷つくようなこともないので、機械でササッとやっちゃいましょう。

で、全部が終わったら最後に洗車をして仕上げます。
仕上げの洗車
今回ボディを磨いて鉄粉やら水垢を徹底的に除去しているので、コーディングができるシャンプーを使うことにしました。

洗車用のシャンプーはいろんな種類がありますが、ジーオンは撥水効果がすごいと評判だったのでこれを選択しました。
ジーオンは種類がたくさんありますが、シャンプー、撥水コート剤、鉄粉除去剤、拭き取りウエスが付いているセットを買っておけば間違いありません。
僕は鉄粉除去は業務用の除去剤を使ったので購入しませんでしたが、手軽に車を綺麗にしたければジーオンの4点セットを買っておきましょう。
ちなみに拭き取りウエスは本当に吸水力に優れています。これだけ買ってもいいレベル。

拭き取りウエスは濡れたボディの上をさっと滑らせるだけで、その範囲の水が綺麗になくなります。
ウエスを絞るのは少し大変だけど、何度もボディを拭き取る手間が省けるのでめちゃくちゃ洗車が楽になりました。
一個持っておいて損はない洗車道具です。
洗車は特に特別なこともなく、水で薄めたジーオンのシャンプーで洗い、拭き取る前に撥水コート剤を塗布して専用のウエスで拭き取るだけ。

ジーオンの撥水コート剤を一度塗るだけで、こんなに水をはじくようになります。この効果は数週間続くそうです。
個人的には2週間くらいの感覚ですね。
ジーオンのいいところはガラスにも使えるってことで、今までガラコを塗っていましたが今回からジーオンでコーティングしてます。
ガラスも撥水効果があるので街中走行時でもどんどん水を弾いていってくれます。
ちなみに僕は自宅の風呂場の鏡にもジーオンを塗りましたが、1ヶ月以上超撥水してくれてすごく便利です。
洗車完了
とまぁめちゃくちゃ長くなりましたが、洗車が完了しました。
下地つくりから部品の塗装までやったので、トータルで1ヶ月くらいは車を磨いていました。
その間車が使えなかったので、1日で洗車をしたいという人はステップごとに分けてやっていったほうが良さそうです。
そしてこれが洗車後の車の様子です。

めちゃくちゃ綺麗になりました!ボディのツヤは復活し、Bピラーの黒が車を引き締めてくれています。
細かい隙間も綺麗に磨いたので、コントラストがハッキリしています。

最初の頃にはツヤを失って映り込みがなかった側面も、こうして風景が映り込むくらいになりました。
よく見るとボンネットにも風景が写り込んでいますね。
これが最初の状態なので、比較すると洗車の効果が一目瞭然です。この車はもともとプレスラインが特徴的なので、車の影がハッキリすると塊感が出ます。
ヘッドライトの黄ばみやメッキパーツの剥がれなどは素人にはどうにもできませんが、ボディはどうにでもなります。
16年も前の車ですが、デザインのおかげもあってそうは見えません。
すごく時間と手間はかかりましたが、「これからもこの1台を大事に乗るんだ!」って方は、愛車と数十年過ごすうちの数ヶ月くらい、こうした時間を取ってみるのもいいかもしれません。愛着も湧きますよ。
業者に数十万で頼むか自分でやって数万で片付けるかって話ではありますが、業者だってここまで隅々は綺麗にしてくれません。
自分の車で愛着があるからこそ、また車の形状を知り尽くしているからこそ、細かい部分まで掃除ができるのだと思います。

めちゃくちゃ大変だったので次は15年後くらいにまたやりたいです。
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