梅雨の時期はカビが心配
2022年もすでに6月に突入し、気づけば梅雨のシーズンに突入していました。

この時期いやなものと言えば「カビ」です
高気密高断熱住宅が主流になり、家の中の機密性は格段に向上しました。
冷気も暖気も逃げずに快適なのですが、同時に湿気も逃げてくれません。
除湿の方法を色々探ってはみたものの、やっぱり除湿機を買うのが一番手っ取り早いということで、Yahoo!ショッピングを使って1年前の型落ち品を購入しました。
実際どれくらい効果があるのかをまとめていきたいと思います。
梅雨の基礎知識
僕は今、新築マンションの1階部分に住んでいます。
実はそれが湿気にとっては好条件のようなのです。そこで、一旦湿気の基礎知識をまとめてみました。
- マンションの一階は湿気が溜まりやすい
- 新築は乾ききっていない建材から水分が出て来る
- ウォークインクローゼットは湿気の温床
- 湿度が60%を超えるとカビが繁殖する
ざっくりとこんなところです。
一階の部屋は防犯上の理由から窓を閉めっぱなしにすること、日当たりが悪く湿気が溜まること、それらが悪い条件のようです。
詳しくはここに書いてあります。
しかし、何より嫌なのがジメジメして不快指数が高いこと。
これに勝るものはありません。家中ジメッとしてどんよりした空気が耐えられないのです。
これを放置すると不快なだけではなく、ウォークインクローゼットの服にカビが生えたり、エアコンのフィルターがカビたりと、いいことが一つもありません。
早急に対策が必要です。
コンプレッサー式を買っておけばいい
世の中に出回っている除湿機には、コンプレッサー式やデシカント式、ハイブリッド式といろいろあります。
でも、除湿機の購入にあたり数多くのサイトを見た上で思ったのが、とりあえずコンプレッサー式を買っておけばいいということです。
今回、除湿機を探す条件は以下の通りです。
- 梅雨の時期だけ使えればいい
- 部屋の温度が上がるのは嫌
- 消費電力は少ない方がいい
- できれば洗濯物を乾かしたい
これだけに絞りました。
冬場は逆に加湿器を使う程部屋が乾燥するということも決め手でした。
つまり、シンプルに部屋の湿度を下げたいだけという人はコンプレッサー式を買っておけば間違いないはずです。
ただし、コンプレッサー方式は部屋の温度が低いと使えないので、冬場にも使う可能性が少しでもあるならハイブリッド式をおすすめします。
除湿機のタイプ別の違いはシャープ公式サイトで詳しく紹介されています。
- コンプレッサー式はコンプレッサーと熱交換器を用いた冷凍サイクルを利用して除湿しているため、除湿量が大きく消費電力も小さいですが、室温が下がると除湿能力も低下します。
- デシカント式は、一旦吸湿材で水分を取り、ヒーターの温風と凝縮器でその水分を除湿しているため、消費電力が大きく排熱量も多いですが、室温が下がっても除湿量の低下は少ない方式です。
- ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式を組み合わせた構造となっており、両方の良い点を持っていますが、その分大きく、重たくなります。
引用:シャープ公式サイト「除湿機 Q&A情報」より

これを見ても、やっぱりコンプレッサー式で良さそう
除湿機が届いたので簡単なレビュー
今回選んだのは、シャープのCV-F71というモデルです。
購入時の2017年時点で、後継機のCV-G71というものが発売されているのですが、スペック表を見た限り違いはないので、安く買える型落ち品を選択しました。
除湿機は毎年新しい機種が発売されているようですが、基本的な性能はあまり変わりません。
2022年6月現在、CV-N71-Wというモデルが安売りされています。
これは2021年モデルなので型落ちとなりますが、最新の2022年モデルである「CV-P71」とスペック上の大きな違いはなさそう。
それなのに、価格は約12,000円ほど安くなっています。

完全に狙い目ですね
そして気になるサイズ感ですが、隣の加湿空気清浄機と比べると二回り程度小さいです。
しかしコンプレッサーを積んでいるので重さは約9キロと比較的重いです。
外寸:304×203×480mm 重さ:9.0kg
設置サイズはA4用紙1枚分
そしてCV-F71の最大の売りが、設置スペースがコンパクトなこと。
A4用紙1枚分のスペースがあれば置くことが可能なので、狭い部屋でも設置可能です。
ただし、前後左右に20cm以上のスペースがないと除湿機能が発揮しきれないので注意しましょう。
そもそも除湿機のベストな置き場所はどこ?
これは買う前に自分が一番悩んだのですが、除湿機のベストな置き場所はどこなんでしょうか?
メーカー推奨だと、設置場所はテレビや電波時計から離れた場所で、前後左右に20cm以上のスペースが確保できる場所となっています。
そして、ネットで調べると「部屋の真ん中に置く」と書いてあります。
でも、クローゼットならまだしも、リビングの真ん中に除湿機があったら邪魔ですよね。コンセントの都合もありますし。
そういう時は、空気の流れの良い場所に置くのが正解です。
それが無理ならサーキュレーターなどを活用して部屋の空気を循環させることで解決できます。
そもそも、湿気が滞留するからカビが生えるわけなので、空気を循環させて除湿機にバンバン仕事をさせる事が重要です。
次に重要なのは、平らな床に置くこと。
湿気は空気より重いので部屋の低い場所に滞留します。
なので除湿機を棚の上とかに置いてしまっては意味がありません。
なるべく平らな低い場所に置くことで、除湿機の性能をフル活用できます。
これらの条件から、我が家は部屋の隅の低い場所に除湿機を置きました。
一番湿気が気になる窓から離れてしまったので、そこは扇風機を活用することにしました。
肝心の除湿性能は?
購入して早速、出掛けに除湿機をセットしてみました。
自動運転にセットすると湿度60%になると運転を停止してしまうため、弱運転にしてみました。
まだ梅雨入り直前ということで、湿度も67%とやや高めといった感じです。
8時間程度運転させたところ、部屋の湿度は67%→55%まで減少し、見事に過ごしやすい状態になりました。
湿度は60%を超えるとカビが発生しやすくなるため、そうしたリスクも軽減できました。
ちなみに、年間通して過ごしやすい湿度は45〜60%だそうです。
そういう意味でもノルマは達成しました!ヤッタネ!
そしてこの除湿機の魅力は、水が溜まるタンクが前面にあること。
写真のように水量を確認する窓がついているので、水を捨てるタイミングを確認しやすいというメリットがあります。
8時間の弱運転で、タンクの8割ほどの水が溜まっていました。
CV-F71のタンク容量は2.5Lなので、約2Lほどの水が入っている計算です。
これが全て空気中に含まれている水分なんだから驚きですよね。
一見そのまま飲んでも良さそうなくらいの見た目ですが、除湿機の水には空気中に含まれている埃やカビが含まれているので再利用は絶対にやめましょう。
色々な再利用法が書かれていますが、普通に捨てるのが一番かと思います。
除湿機のよくある質問の答え
梅雨の時期になれば大活躍マチガイナシなのが除湿機です。
ここで特徴とよくある質問をまとめてみました。
- コンプレッサー式は梅雨から夏時期におすすめ
- 置き場所は平らな低い場所
- 扇風機やサーキュレーターを活用して空気の流れを作る
- 除湿性能は十分期待できる
- 部屋の温度は若干上がる
- 音は弱運転なら気にならないレベル
- 水は再利用しないで捨てる
まとめ
使ってみて1周間程度ですが、こんな感じです。
シャープ製の除湿機ならプラズマクラスター機能がついているので、洗濯物を乾かしながら消臭もできちゃいます。
普段の洗濯は洗濯乾燥機や浴室乾燥機を使ってしまいますが、靴を洗った時には除湿機の方がいいかもしれませんね。
梅雨本番になると室内の湿度が80%を超えることもザラなので、除湿機には期待しています。
除湿機を買ってから部屋の湿度は平均50%程度を保っているので、ウォークインクローゼットの中もカラッとしています。
肌がべたつく感じもなくなったし、2万円で快適な生活環境が手に入るなら買っておいて損はないアイテムかもしれませんね。
追記
このブログを書いてから約5年、除湿機は未だに活躍しています。
日中は部屋の除湿に、夜は洗面所で洗濯物の乾燥に使っています。
さすがに梅雨本番となると、タンクが満タンになって運転が終了してしまうことがあるため、もうワンランク大きいサイズにしても良かったのかなと思いました。
けど、洗濯物は一晩でカラッと乾き、嫌な生乾き臭もありません。
浴室乾燥機や洗濯乾燥機だと縮む心配のある服も、除湿機なら気にせず乾かせます。
梅雨時期の洗濯物のストレスがないのは本当に快適です。
2022年のおすすめ型落ち製品
除湿機は大きな進化もしていませんが、毎年梅雨時期に新しい製品が発売されます。
そこでおすすめなのが、前シーズンの型落ち製品を買うこと。
2022年6月現在、CV-N71-Wというモデルが安売りされています。
これは2021年モデルなので型落ちとなりますが、最新の2022年モデルである「CV-P71」とスペック上の大きな違いはなさそう。
それなのに、価格は約12,000円ほど安くなっています。

今年はこれ買っておけば間違いなさそう
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