2016年10月に購入したビッグホーンですが、早いものでもう2年が経過しました。
その間に多少の故障こそありましたが、機関は概ね良好。
維持にお金がかからない分、余剰資金でカスタムを楽しむ余裕すらありました。
そこで今回は、購入から2年の間に行った改造をはじめ、ビッグホーンとの2年間をまとめました。
僕の備忘録みたいなもんですが、これからいすゞの乗用車を購入しようと考える奇特な方がいましたら、是非参考にしてくださいね!!!
BFGoodrichを装着
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「四駆と言えばBFGoodrich、ホワイトレタータイヤが最高にイカすぜ」という安易な考えでコストコで購入しました。
タイヤサイズは純正よりちょっと太い265/70R16を選択。
ハンドル全切りで干渉するかと思ったのですが、そんなことはありませんでした。気になっていたロードノイズのデカさも、思っていたほどではないなという印象です(個人の主観)。
装着したアルミはいすゞ純正の「ブラッドレーV」というもの。ヤフオクで5本セットを購入して自分で塗装しました。
その時のレポートは以下の記事で詳しくまとめてあります。
ALL JAPAN ISUZU FESTIVAL 2018に初参加
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僕が昔から憧れていた年に一度の祭典「ALL JAPAN ISUZU FESTIVAL 2018」にも初参加しました。
この日はあいにくの雨で参加台数こそ少なかったですが、117クーペやベレット、ジェミニやピアッツァまで勢揃いでした。
ビッグホーンは11台参加していて、顔見知りのオーナーさんからはじめましての人まで様々。
共通の車の話題で盛り上がり、楽しい1日を過ごすことができました。
この時参加していたビークロスがかっこよくて、それがキッカケで次のイベントが発生します。
念願のビークロスを購入
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ALL JAPAN ISUZU FESTIVAL 2018でビークロスを見かけてしまい、「やっぱり欲しいなぁ」と思っていたところで理想の1台に巡り会えてうっかり購入したのがこの1台。
車に興味を持つキッカケになったのがビークロスなので、ようやく20年の片思いが成就したという感じです。
ビークロスを買うなら175リミテッドエディションがいいなと思っていて、当時のカタログカラーでもある「サンバーストオレンジマイカ」が理想ということもありこいつはドンピシャ。
実はこれに出会う前に、ヤフオクで極上車の175リミテッドエディションを見つけたのですが、入札で競り負けたり再出品されるとなってもタイミングが合わなかったりなど、縁がありませんでした。
そういう意味でも、このサンバーストオレンジマイカの個体との出会いはタイミングが良かったのかなと思っています。
ビークロスに関してはまた別の記事で詳しく紹介します。
サイクルキャリアを装着
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ビークロスの登場により、ビッグホーンは完全にアウトドア志向に振ることができるようになりました。
ということで早速装着したのがサイクルキャリアです。
今回は自転車が2台積めるタイプの「YAKIMA-8002599」を選択。
2台合計で32キロまで耐えることができるようです。これは背面タイヤのところにつけるタイプで、脱着がカンタンなところがポイント。
そのままだと自転車のハンドルがぐらつくので、純正オプションの「yakima-8002531」も一緒に購入することをオススメします。
僕はeバイクと呼ばれる電動マウンテンバイクを積んで東北まで行きましたが、なんの問題もなく自転車を運搬することができました。
ビークロスのサプライズ納車芸
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ビッグホーンのオーナーさん同士で定期的に集まっているのですが、この日はビークロスを初お披露目。
買ったことはこの日の参加メンバーの誰にも教えていなかったので、突然ビークロスで登場する僕にただただ驚いている様子でした。
僕らは仲間内でこれらを「サプライズ納車芸」と呼んでいて、新しい車を買ったことは納車まで黙っているという悪ノリをしています。w
レカロシートを装着
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僕のビッグホーンは2000年式のプレジールⅡというグレード。純正状態では普通のシートが装着されています。
そしてこれがホールド感皆無のとんでもないシートで、長距離運転時は必ず腰を痛めます。
ビッグホーンにはかつて「イルムシャー」というレカロシート(黒)が装着されたグレードがあったのですが、この年式ではそのグレードがありません。
その代わり「スポーツパッケージ」というオプションが存在し、そのメーカーオプションを装着した車にはレカロシートが付いているのです。
しかし問題はそのオプション装着数が極端に少ないことで、ベージュカラーの純正レカロシートは皆無と言われています。
それがたまたまヤフオクに出品されており、純正のシートレールまで付いている状態。
「これならボルトオンでレカロシートに換装できるよ」という助言をもらい、少々高かったものの落札。
真夏の炎天下の中装着作業を手伝ってもらいました(ほとんどやってもらったのは内緒)。
ビッグホーン純正のレカロシートにはシートヒーターが内蔵されており、スイッチを増設するだけで使えるようになります。
これも仲間からスイッチを譲ってもらい、無事に装着完了。このブログを書いてるのは冬ですが、とても快適に使えています。
肝心の座り心地も上々で、乗り降りが若干しづらくなったことを除いて満足しています。
長距離運転をしても腰を痛めることがなくなり、これから買う車には全てレカロシートを装着したいとまで思えるようになりました。
フォグランプを装着
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ここから怒涛のグレードアップが始まります。
僕の乗っているビッグホーンには純正でフォグランプが付いていません。
本来フォグランプが装着される箇所には蓋がしてあり、非常に見た目が悪い感じになっていました。
そのくせ配線はすぐそこまで来ており、カプラーオンでフォグランプが付くというのです。
なんともったいない状態だと思っていたところ「いすゞで純正フォグがまだ買える」という情報を入手。早速手配してもらいました(圧倒的感謝)。
必要なものはフォグ本体とそのスイッチのみで、装着はバンパーの切り込みに沿って穴をあけ、ボルトでフォグを付けるだけ。
「カンタンでしょ?」と言いたいところですが、実は全てやってもらいました(2度目の圧倒的感謝)。
90年代の四駆らしく、イエローバルブを装着してそれらしい雰囲気を出しました。
ヘッドライトにLEDを入れてしまっていることから、雪の日にはヘッドライトに付いた雪が溶けずに困っていました。
せめてフォグぐらいは電球にして、雪道の視認性を高めたいところです。同時にUSのコーナーランプも取り付けました。
ビークロスが生えた
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そしてビークロスを2台並べるイベントも発生。
2台並ぶとチョロQ感がすごい!かわいいでしょ。うふふふふ。(CMみたいなもんです。ビッグホーンの話題続くよ。)
クロカン初挑戦
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ラダーフレームの四駆を買ったら挑戦してみたかったのが、オフロード走行。
ビッグホーンという名前の由来が「ロッキー山脈の岩場を走り回る大角鹿」っていうんだから、それは岩場を走り回りたいですよね。
とはいってもズブの素人なので、山梨県にある富士ヶ嶺オフロードというコースで練習。
今回はビッグホーンでオフロード走行を楽しんでいる先輩方に同行させてもらいました。
まずは仲間のビッグホーンに横乗りさせてもらい、「同じ車だから大丈夫!」という自信を付けます。
シーン別のドライビングテクニックを教わったら、いよいよ自分のビッグホーンで挑戦。
ビビってアクセルを緩めることが逆に事故を引き起こすという教えもあり、ときには思い切って攻め込みました。
正直めちゃくちゃ怖かったけど、自分の車と自分の運転で荒れた路面を走れたことに感動。
仲間が撮影してくれたムービーはたまに見返します。
富士ヶ嶺オフロードは他にもいろいろな車種がオフロード走行を楽しんでおり、それを見学するだけでも十分楽しかったです。
ジムニーがひっくり返ったりしていて、そういうシーンに出くわすことで「気を引き締めよう」という気持ちになれました。
はじめての車検
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購入から2年、ついにはじめての車検を通しました。
2年間での走行距離は2万キロで、仕事にプライベートに大活躍だったことがわかります。
僕は基本的に車検を通さず車を買い換えるタイプなのですが、ビッグホーンに関しては迷わず継続車検を選択。
今の所これ以上気に入った車がないのです。大きな車体にもすっかり慣れ、今では手足のごとく動かすことも可能。
狭い道でもスイスイ入っていけるのはビッグホーンの視界が良いからでしょう。
燃費の悪さは目をつぶれるほど運転は楽しく、3.5Lガソリンエンジンは気持ちいいほど吹け上がります。
エンジンパワーこそ正義という車は、今の時代では絶対に発売されることがありません。
そういう意味でも、運転して楽しい車は貴重なので是が非でも車検を通したかったのです。
サイドデカールを剥がす
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ビッグホーンは純正で、両サイドにストライプのデカールが貼られています。
さらに僕のグレードは「PLAISIR」というステッカーも両サイドに貼られていました。
このフォントがいかにも90年代という感じで非常にエモかったのですが、経年劣化もありガビガビになっていました。
ということでストライプとデカールを剥がしました。
古いステッカーはボディにこびりついていたので、リューターで削りながらの作業だったようです。
剥がし跡(糊)をきれいにするため、ボディ全体をバフがけしてコーティングを敢行。
非常にきれいに仕上がりました。とはいえ、ストライプとデカールはいつか復活させたいと思っているので、新品をいすゞに注文。
新品パーツをストックで持っておけば純正部品を取り外すことも怖くないですね。
というかこんなものまでまだ買えるいすゞの懐の深さに感動しました。
タイヤのツラ合わせをした
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年始めに純正よりちょっと太いBFGoodrichを装着したものの、それでもタイヤはツラウチになっていました。
せっかくならツライチにしたいよねということで、ワイトレを装着。
フロント30、リア35の製品を購入しました。リアはツライチなのですが、フロントは若干ハミタイ気味。
若干のハミタイは車検対応になったので問題ないようです(この状態で検査した)。
いすゞ純正のブラッドレーVはホイールに余裕がないので、付けられるワイトレに制限があるので注意しましょう。
具体的になにがどうだったのかは忘れたので書けません(ごめん)。
マフラー交換
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以前同じUBS26に乗っていたオーナーさんから格安で譲っていただいたマフラーを、車検を期に装着しました。
サクソンのマフラーで、きちんと車検対応品。装着した状態で車検場に行きましたが、騒音は基準値以下で問題ありませんでした。
マフラー交換すると低速域のトルク細くなるよと言われていたのですが、6VE1のビッグホーンに関してはあまり気になりませんでした。
前期型の6VD1のエンジンを搭載するビッグホーンだと、マフラー交換するとトルクが細くなるみたいです。
3.5Lエンジンのビッグホーンに乗っている人はあまり気にしなくていいかもしれませんね。
肝心の音ですが、純正マフラーより低音が響くようになりました。
加速時の重低音は病みつきになるので、ついつい踏み込んでしまいます。燃費はこの際ガン無視です。
とは言っても、純正マフラーとほとんど変わらなかったので交換を迷っている人には、「気にしなくていい」と伝えておきます。
そんな感じの2年間
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ビッグホーンを買ってからの2年間を駆け足で紹介してきましたが、後半はひたすらいじってばかりでした。
やはり同じ車に乗っているオーナーさんと仲良くなったのが理由で、あれこれ言いながら改造していくのは非常に楽しいものです。
「壊れたついでに上級グレードのパーツを付ける」「付くかどうか分からないけどやってみる」、そんな気持ちで向き合える人にとって、旧車はいいおもちゃになります。
特にビッグホーンはいじっている人が少なく、カスタム雑誌でも特集は皆無。
「このパーツ付けたらどうなるかな」という参考が全く無いのです。
言い換えれば「自分がやったら世界初」、改造がうまくいったらどこにもない自分だけの1台が誕生するわけです。
人と違う車に乗りたいと思う人は多い一方で、車もカスタムパーツも基本は既製品。
ワンオフなんて気軽にできないわけで、それならベース車両をマイナー車にしてみると面白いかもしれませんね。
ビッグホーンは世間で言われているほど維持が大変な車ではありません。
いすゞのディーラーに行けば普通に部品が買えて、逆に拍子抜けします。とはいえ20年も前の車、年式やグレードによってはちょっと困ることもあるかもしれません。
その時は笑って対処できる心を持っていれば、案外普通に維持できちゃう車だったりします。
少なくとも僕は、歴代でいろいろな車を乗り継いできましたが一番気に入っています。
税金は高くなってきているけど、持てる限りは自分の手元に置いておきたいなと思える一台です。
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