いすゞの並行輸入車を買った
ビッグホーンにビークロス、ただでさえお金がかかるいすゞ製のSUVを複数台持ちしている僕ですが、平成の最後にとんでもない車を増車してしまいました。

いすゞがビークロスの次に開発していたのがアクシオム。
開発現場はまさかそんなこと考えてもおらず、ようやく発売できると思ったタイミングでの日本国内における乗用車販売の停止。
泣く泣くアメリカで発売するも、全長4,640mm×全幅1,795mm×全高1,705mmというサイズは、アメリカでは小さすぎて販売不振に終わった不運の車です。
あのまま日本で販売していれば、使い勝手の良い5ドアということもありもう少し注目されることもあったかもしれません。

話をもとに戻しましょう
僕は当時、リアルタイムでアクシオムのコンセプトカーを見ていたので、なんだか久しぶりといった感覚があります。
ちなみにほぼ同時期、アクシオムは映画「スパイキッズ」にも劇中車として登場しています。
このアクシオム、北米でしか販売されていなかったので当然日本国内に正規輸入された車はありません。
なぜそんな車を手に入れることができたのかというと、当時個人で並行輸入をした方から譲っていただいたから。
詳細は割愛しますが、その方が新車から15年間大事にしてきた1台を譲り受けました。
ワンオーナーで大事にしてきた車だし、半端な人には乗ってほしくないということで、当初は廃車にする予定だったそうです。
しかし、同じように大切にしてくれる人がいるならということで、僕が譲り受けることとなりました。
「非常に手がかかる車だけど大丈夫?」と聞かれましたが、手がかかる車であることは十分理解しています。
ビッグホーンでここまでやっているから、搭載エンジンの6VE1についてはある程度わかっているつもり。
その点もお話して理解をしてもらえました。
そんな背景があって我が家にアクシオムがやってきたのですが、名義変更の日、オーナーさんが「大切にしてくれとは言わない。けど、これからたくさん故障もするだろうし、しばらくは一緒になって悪あがきしてくれないか」とおっしゃっていました。
僕はこの一言こそ、「オーナーさんが15年一緒に戦ってきた相棒を僕に託す」ということなんだろうなぁと思いました。
ビッグホーンやビークロスで十分理解しているつもりですが、旧車の維持は「戦い」です。
劣化する外装をどれだけ綺麗な状態で保つかというのは当たり前で、それ以上に毎日が故障と修理のイタチごっこ。
どんなに定期的にメンテナンスしててもあっけなく壊れるし、車は常に僕の期待を裏切ります。
「自分が手放したらこいつは廃車」という状態で、どこまで悪あがきして乗り続けられるかという戦いを毎日している状態と言えます。
だからこそ、オーナーさんは「悪あがき」という表現を用いたのだろうし、僕も「相棒を託される」と感じたのです。
けど、そこまでのプレッシャーは感じなくていいからと、「あなたがもう無理だと思ったら廃車にしてくれて構わない」と言われました。w
というわけで、平成の最後に晴れて貴重な車のオーナーになれたという報告でした!
今後はビッグホーンとビークロスだけじゃなく、アクシオムの維持記録も紹介していきたいと思いますー!

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